管理計画認定制度
令和4年4月に改正法が施行された、「マンションの管理の適正化に関する法律」に基づき、福岡市では、マンションの管理計画を認定する県内初の「福岡市マンション管理計画認定制度」が令和4年7月からスタートされました。
これまでも「マンション管理適正評価制度」がありましたので、マンションの売買などに際に参考にされる人や不動産会社もあったのではないでしょうか。
「マンション管理適正評価制度」と「管理計画認定制度」の違い
制度 | 運営 | 審査項目 | 判定 | 有効期間 |
マンション管理 | マンション | 30項目 | 6段階評価 | 1年間 |
しかし、これまでに比べると、令和4年8月における福岡マンション管理組合連合会の説明では、全国に1件だけしか認定されていないとのことでしたので、判定基準がかんなり厳しいのだと思います。
令和4年4月から(福岡市 令和4年7月から)
制度 | 運営 | 審査項目 | 判定 | 有効期間 |
管理計画認定制度 | 地方公共団体 | 16項目+α | 認定 〇× | 5年間 |
制度の目的は、高経年マンションが急増し、建物の老朽化や管理組合の役員の担い手不足が懸念されるため、マンション(管理組合)が機能不全とならないようにすることだと思いますが、認定を受けたいと考えられる管理組合は「意識が高い」のですから、そのような管理組合の運営には何も心配することはないと思います。
現在のところ、認定を受けようとする意識の高い管理組合にメリットは少ないと思いますが、担当するマンション(管理組合)が適切な運営がされるように協力させていただきます。